昭和から平成中頃の時代であれば、
中小企業に導入する退職金制度
といえば、
「中退共」だった。
いわゆる
確定給付型の企業年金制度である。
令和初期の現在、
401Kのような確定拠出型の企業年金と
iDeCoのような個人型確定拠出年金もあり、
群雄割拠の状態となっているが、
ここ数年、いや久しくか?
確定拠出型の占める割合が、
じわじわと伸びている。
終身雇用もすでに過去のもの。
同一労働同一賃金、成果主義に
親和性のある職務給が
人事制度に取り入れられると、
退職金制度としては、
給付型より、
拠出型を入れるほうが
労使双方にとり現実的な手段
かもしれない。
そんな世の流れ受けて、
顧問先は401Kを導入する。
賃金規程を作るところから始め、
社内で加入者を募り、
拠出金額もそれぞれに決まり、
いよいよ6月から
給与計算で掛金控除が始まる。
初めてのことなので、
顧問先と担当部長と、大丈夫かな、と
どきどきし合っている。
老後のことって、みんな心配。
中小企業で退職金制度があるところ、
そう多くはないけど、
このような制度がないと、
働き手不足が慢性化する中、
良い人材が呼び込めない。
ということで、
退職金制度の導入は、
今後、極めて重要なミッションに
なると思います、です!
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